6人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
法令の解釈
・文理解釈と論理解釈
【文理解釈】規定の文言のもつ意味を、その用法に従って忠実に解釈。
【論理解釈】規定の文言のもつ本来の意味をこえて、意味を決定する解釈
・論理解釈の種類
【拡張解釈】言葉の意味を、その通常の意味より広くとらえ適用範囲を広げる解釈
↔【縮小解釈(限定解釈)】規定の文言を、その本来の意味よりも狭くとらえた解釈。
【類推解釈】異なる事実であることを前提に何らかの共通性を見出し、規定の適用範囲を広げる解釈。
【反対解釈】法に規定されていない事項は、規定とは反対の結論になるとする解釈。
これら論理解釈は具体事件において、文理解釈では妥当な結論を導き出せない場面で用いられる。
※刑罰法規については罪刑法定主義の観点から、被告人に不利益となる類推解釈は認められない。↔拡張解釈はそれが合理的で一般人にとって予測可能な範囲内であれば認められる。
と解されている
ーーーーーーーーーーーーーー
罪刑法定主義…「刑罰を科すには、罪となる事実とそれに科せられる刑罰および刑罰を科す為の手続が、あらかじめ法律により明確に定められていなければならない」(憲法31条)
最初のコメントを投稿しよう!