第弐章 運命

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晴彦の予感は的中して、晴彦は先生に連れて行かれる事になった。 「ごめん。今日はさすがに遅くなりそうだから、先帰って。」 最近はこんな事が、しょっちゅうだった。この前なんか、待っていたら九時までかかった。あの時は本当にまいった。 今日は一人で帰ることにした。いつも二人で帰っていたから、一人はどうも寂しかった。 自転車に乗り、校門を出て、登校した時と同じ道を通って帰る。
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