第2話

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『まったく…。だからお前はモテないんだよ………。』 『今のは祐平が悪い!唯だってちゃんとした女の子なんだから~』 『そうだよ!別にあたしだってモテないわけじゃありませんっ!』 …これはウソじゃないつもり。 あたしだって誰かに告られた、とかそう言う経験は人並みにある。 ただ、今はバスケが大事なだけ。 でも………うん。 男の子はあんずみたいにちっちゃくてふわふわしてて可愛らしい子が好きなんじゃないかなーって思う。 それに比べてあたしはショートカットのボーイッシュなタイプ。 おまけに身長も女子にしてはそれなりに高いから、女の子っぽい要素がまったくない。 横目でちらっとあんずを見る。 『?』 そんなあたしに気付いたのか、小さく首を傾げるあんず。 …うん、女のあたしから見てもやっぱ可愛いわー。 .
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