4人が本棚に入れています
本棚に追加
ペロッ
『ッ!!?』
いきなり耳を舐められました。
辺りをキョロキョロと見回すけど、この場にいるのはあたし1人。
人っこ1人いないはずなのに…
『…ミーツケタッ』
『~~ッ!!!!』
突然機械の合成音のような女の声とともに、
目の前にいきなり血だらけで
ぐちゃぐちゃに潰れた女の顔が現れた。
文字通り首だけ。
首から下は見当たらない。
あたしを上から下へと舐め回すように見た後、
2つに引き裂かれた赤い舌であたしの頬をツーっと舐める。
舐めた後ニターッと笑うその顔が気持ち悪くて仕方ない。
(き、気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!!!だ、だれか…ッ!)
思いっきり叫びたかった。
しかし、あまりの恐怖に体がすくみ、声が出ない。出せない。
『…ぁ…ぁ、あぁ………!!!』
腰を抜かしてしまい、動けない
あたしに女の顔は遠慮なく近づいてくる。
.
最初のコメントを投稿しよう!