誓いを立てたあの日

ー邂逅ー

俺は家に帰り、布団に入るまで彼女を考えていた。

俺はどうやったらまたあの人と喋れるだろうかと試行錯誤していた。

今日学校にいたので多分同じ学年だと思う。

だがクラスもわからないし名前すらわからないのにどうしたらいいのか悩んでいた。

結局悩んだ末…明日なったらなんとかなると結論を出して寝ることにした。

今日はいろんなことがあり疲れていたのかすぐに眠りにつくことが出来た。

翌日俺のところに拓馬と奈美が来て一緒に登校した。

家が三人とも近く小さい頃からよく一緒に遊んでいた。

周りからはよく兄弟と間違われる程、常に一緒にいた。

中学に入ってからもずっと三人でいた。

だから高校に入ってからもいつものように迎えに来てくれている。

しかしそれももうあんまり一緒に登校出来ないと言われた。

二人とも部活に入るらしくこの学校はたいていどの部活にも力を入れているので朝練があるらしい。