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拓馬は男子バレー部に、奈美は女子バスケ部に入るらしい。
拓馬は俺に一緒に入ろうと誘ってきたが今は部活に入る気はないので断った。
拓馬は残念そうな顔をして渋々納得してくれた。
俺は中学のときにある出来事があってから現役から退いている。
そしてつまらない話をしながら学校に着いた。
校門を入るとふと昨日あの人にあった場所を見た。
もしかしたらいるのかもしれないと期待して…
しかし、そんな期待が叶うはずもなく、誰もいないとこを呆然とみていた。
拓馬に呼ばれ我にかえりすぐに待ってくれている二人のもとに戻った。
「なにしてたんだよ、誠也。」
「わりぃ…ちょっとぼおっとしてた。」
「誠也が珍しいね。なんかあった?」
「なんでもねぇから…。さっさと行こうぜ。」
そう言い、話を逸らして先に下駄箱に向かい、靴を履き替え教室に向かった。
拓馬も奈美も急いで追いかけてきた。
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