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するとすぐに次の人が出てきた。
そして滝本宗祐の番がきた。
「…滝本宗祐。…一年間よろしく。部活は拓馬と同じサッカー部に入ってる。」
すごいさっぱりした口調で自己紹介を終えた。
その後は拓馬ぐらいなので寝ることにした。
するとふとあることを思い出した。
『長尾から聞いていたイメージと違う。』
宗祐が言っていた。
拓馬が言ってた俺のイメージってあの時のことか?
だとしたら残念だな…。
俺はもうあの時のように輝くことはしないし多分出来ないだろう…
そう思って本当に寝ようとすると教室が煩くなった。
しかも周りを見渡すと今度は男子が騒いでいた。
そして前を見るとその原因がわかったと同時に目を見開いて驚き…
胸が高鳴った。
昨日の彼女がそこにいた。
彼女の姿を捉えた時は既に自分の席に戻る途中だった。
また名前を聞き逃した。
そう思いながら彼女が席に着くまで視線を外さなかった。
…いや、むしろ外すことが出来なかった。
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