ー邂逅ー

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俺達はあの桜の木が立っていた場所から玄関まで行く途中、まわりからの視線を感じた。 俺も拓馬も中学からこういう視線を受けていた。 周りを気にせず拓馬と話ながらクラス発表が書かれた掲示板の前に来た。 そこでは沢山の人だかりが出来ていて前には進めなかったが俺達は後ろからでも見られた。 何故なら俺は身長が184、拓馬が180あるからだ。 自分の名前を探していると1年2組でみつけた。 それから拓馬のも探そうとすると、既に見つけていたらしく俺は何組かと聞いた。 「俺は2組だった。誠也は?」 「俺も2組だ。偶然だな。」 「本間に驚きだよ。こんな偶然あるんだな!」 「そうだな。1年間よろしく。」 「こちらこそ、よろ!」 掲示板を見終わると玄関に向かい靴を下駄箱に入れ自分達ののクラスへ歩いていた。 クラスの前へ行き席を確認する。
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