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そういうと奈美と二人で出ていった。
俺は鞄を持ち図書室に向かった。
鍵は閉めてなく中を見ると誰もいなかった。
けれど電気がついてたのでそのうち、来るだろうと思い、中に入った。
適当なところに鞄を置き、少し歩き回った。
俺はある作家の本をよく読んでいたのでそのシリーズがあるか探しているとスポーツ雑誌が置いてある棚に来た。
そこである雑誌が目に止まった。
「懐かしいな…もうあれから2年経つのか。」
俺はそういうと目を伏せた。
すると図書室の入り口から声が聞こえたので見ると、もう閉めるから出なさいと言われた。
俺は一言謝りすぐに鞄を持ち図書室を出た。
それから帰るために下駄箱まで行き靴を履き替え教室外に出ると、朝見ていた桜の木が目に入った。
桜の木の下まで歩き木にもたれるように座った。
そして目を瞑り風の音を聞いていた。
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