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チュンチュン!
今日ものどかな朝。
小鳥がさえずる木の下に一つの家がある。ちょっと古いが立派だった。石畳がしいてあってとても平凡そうな家だ。そんなのどかな朝にも関わらずイタチは急いでいた。
「母さん弁当まだ?」
イタチは母を急かすように言った。
「ハイハイ!何でそんなに慌ててるのよ?」
母は弁当の包み袋を結びながら言った。
「今日アカデミーで新しく先生が術を教えてくれるんだ。だからさ、早く行って習いたいんだ!」 イタチは母から弁当を受け取ると、戸を激しく開けてアカデミーへと向かった。「あ!いってらっしゃ…てもう!あの子は」
その時、後ろの戸から小さな人影が見えた。
「ねぇ、母さん、兄さんは?」
イタチの弟のサスケだった。眠たそうに目をいじりながら立っていた。
「あらサスケ、もう起きたの?」
「うん……それより兄さんは?」
「イタチならもうアカデミーに行ったわよ。さっあなたも朝ご飯食べちゃいなさい。」
「う…うん」
ふわわわぁぁぁ…サスケは大きなあくびをした。(兄さん今日はアカデミーに行くの早いな)とサスケは思っていた。
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