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アティル「……」
乙姫「……」
ミナト「……」
サーティー「……」
四人が冷ややかな目で見つめる中、秋風の発した言葉は──。
秋風「……大丈夫、想定の範囲外だ!!」
場を和ませようとしたのだろうか……。しかし、この一言は明らかな失敗だったと言えるだろう。
サーティー「あんたって人はあぁぁぁぁぁ!!」
ある者は叫び。
アティル「秋風……動くんじゃねえぞ?」
ある者は攻撃体勢に入り。
乙姫「蜂さーん、ぶっさしちゃってください」
ある者は下僕を呼び。
ミナト「……血の海に沈めなきゃ」
ある者はナイフを取り出す。
秋風「ちょ……待って、待ってえぇぇぇぇぇ!!」
秋風が今まさに死に直面したその時。
背後の茂みから、ガサガサという物音がした。
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