図々しい俺

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『寂しいですね…』 『田舎だから若い者には退屈だから仕方ねぇ…。たまに孫連れてくっからそれが楽しみだな』 孫は男女5人らしい そんな話をしている所へ母ちゃんが焼きたての鮎と小鉢ではなく大振りな鉢に山盛りの糠漬けを持って現れた 『鮎もまだ足らねぇべ?』 山盛りの糠漬けを見て父ちゃんが呆れて言う 『馬じゃあんめし、コウコ(糠漬け)そだに(笑)』 茄子、人参、胡瓜、そして初めは無かったトマト トマトの糠漬けはこの時初めて食べたが旨くて驚いた。 母ちゃんも時間が経つにつれて警戒心が溶けて色々と話してくれたり俺の事も聞いてきた 『結婚してんのが?』 『はい、娘も2人』 免許証入れの中から娘の写真を取り出して見せた 『あれ~めんごいなぁ、そんに兄さんそっくりだわぁ』 なんとも照れ臭い
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