9人が本棚に入れています
本棚に追加
一宿一飯の恩返し
自然に目が覚めて茶の間に行くと誰もおらず、台所に顔を出すと母ちゃんが朝食を作っている所だった。
『おはようございます。』
『あれぇ、もう起きたかいまだ早いで寝どったら?』
時計を見ると6時前
『いや、大丈夫です』
『ほうが?いま茶入れっから顔洗ってこ。歯ブラシもあっがら』
『何から何まですみません』
『ええがら、行ってこ』
布団とパジャマを畳み顔を洗って茶の間に戻る
『あの、親父さんは?』
『父ちゃんは田んぼの見回りだけんど、もう来っから朝げはそれからでええが?』
『はい。逆にすみません。』
入れてくれたお茶をすすりタバコをふかしながら外を眺めていた
最初のコメントを投稿しよう!