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心「あれ?」
自分の席を見ると、知らない男の子が私の席に座っていて、前の男の子と話している。
(間違えて確認したかな?)
そう思い、もう一度座席表を確認する。
(いや…あってるな)
しかしどうしたものか。
私の席ですけどと言うのも、場の空気を悪くしそうだし、だからってずっと立ってるのもイヤだしなぁ…
そんなことを考えていると、後ろを向いて座っている前の男の子とパチッと目があった。
(うぇ!?目が合ってしまった。)
すぐに視線を逸らし、もう一度視線をチラッと戻してみると、その人は友だちに何か話し、前を向いていた人が振り返った。
(ひっ!?なっなに!?)
内心焦っていると、最初に私に気づいた子が私に近づいてきた。
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