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夏、もう夜も近いというのに周りはまだ明るい……
「おい!やめろ!」
俺がそう言ったときにはもう遅かった。
運命を変える瞬間は夕方突然に起こる。
「はぁはぁはぁ……」
雄貴が殴った相手が倒れている。
どうやら殴った場所が悪かったようだ。
「やっちまったな……どうやら気絶してるだけのようだが、これは警察沙汰かもな……」
雄貴の殴った相手を見て言った。
「だってあいつが悪いんだよ!俺らの宝を盗ろうとするから!」
雄貴が怒って言っている。
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