第一章:日本との別れ
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「落ち着け、気絶してるだけなんだ…宝を置いて逃げるぞ」 俺はせかすように少し駆け出しながら言った。 「なんでだよ!悪いのはこいつっ」 「お前が殴っちまったんだからこうするしかないんだろ!」 雄貴がしゃべる間もなく俺が言った。 「そうだな……俺なら絶対警察に言うわ……」 雄貴が冷静になって言った。 俺達は逃げるようにその場を去り近くの宿に1泊することに決めた。
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