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一通り自己紹介は終わった。
遥は正直言ってほとんど覚えてない。
担任は前に出て「え~次はホームルーム長と副決めるぞ~」と言った。
すると一人の男子が「ホームルーム長ってなんすかぁ~?」と質問した。髪の毛は長く、少し茶色いチャラチャラした生徒だ。確か名前は鈴木慎也。
担任は「ま~学級委員長みたいな感じだ。慎也やらないか?」と慎也にホームルーム(HR)長を薦めた。
しかし慎也は「やんね~すよ~」と腕組みをして言った。
それを見てみなみは
「感じ悪いよね…同じクラスとか嫌だね。」
と聞こえないように遥に言った。
「うん、やっていけるか不安…」
遥は早くも不安になった。
するといきなり手が上がった。窓際のほうだ。
「私、HR長やります!」
「お~やってくれるかぁ~皆拍手!」
と担任が拍手した。それにつられて皆も拍手した。
HR長に立候補したのはロングヘアーでストレートで身長は遥より少しでかい感じの女子だ。
担任は「前に出て挨拶しろ」と言ったから、前に出て挨拶をし始めた。
「えっと、山内雛菊です。HR長として頑張りますので宜しくお願いします。」
雛菊は一礼したら拍手で包まれた。
遥は「雛菊なんて珍しい名前だね。」とみなみと拍手しながら話した。
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