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時を同じくして、職員室では古川学が探し物をしていた。
「おかしいな~何で無いんだ」
学は必死に何かを探していた。
「何を探してるんですか?」
他の先生が訊ねる。
「いやうちのクラスの生徒の調査書と受験票を探してるのですが、その生徒のだけ見つからなくて」
学は腕組みをして困ったようにして言った。
「どっかにまぎれてしまったんでしょうかね~あ、先生、そろそろ職員会議の時間ですよ?」
学はそう言われて少し慌てた。
「あ、そうですね。では行きましょうか。パソコンにも生徒達の情報が入ってますから後で見ることにします。」
そう言って会議室に向かった。パソコンの電源を入れたまま…
するとパソコンの画面に何かが映った。妖精のような絵だ。その絵の右下辺りにこう書いてあった。
“フェアリー”
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