6月下旬

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「は、遥さん?どうしたの?」 優哉は少し驚いていた。気付いたら遥が揺さ振っていたから。 「どうしたもこうしたもないよ…優哉君いきなり立ってそしたらすぐに座って…話し掛けても反応してくれなかったし…」 遥は悲しそうに言った。優哉にシカトされたのがショックだったようだ。 「ご、ごめん…考え事をしてて…」 自分の行いで遥を悲しませてしまった事に優哉は深く反省しているようだ。 「考え事なら仕方ないか…てかあと5分で授業始まるから教室に行こ!」 遥はそう言い優哉の手を引っ張った。みなみは先に戻ったらしい。 優哉は引っ張られながら考えていた。 “裏切り者”をどうやって殺そうかと…
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