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2011年春…桜も咲いて入学式の時期となった。
五十嵐遥はこの春からこの銀島高校へ入学する事になった。
身長は160cmあるかないか位で、ポニーテールの女子である。
「緊張するな~どんな人達居るんだろ…」
ドキドキしながら自分のクラスに入った。
しかしまだ誰も居ない…来るのが早すぎたようだ…
「なーんだ~まだ誰もいない…」
遥の口が止まった…1人静かに座っている男の子がいたのだ…自分と同じポニーテールでしかも遥の席の後ろ。
思い切って声をかけてみた。
「おはよう。名前は?」
カバンを机の上に置きつつ席に座りながら言ってみた。
「…おはようございます。伊藤優哉です…」
ワンテンポ遅れながら答えてくれた…しかし遥は驚いた…声はそれほど低くないが、目が鋭くニキビ一つないサラサラした肌を持っていた。
「わ、私は五十嵐遥…宜しくね…」
少し睨まれた感じがして怖いと思った…「ちょっと…怖すぎ…そこそこカッコいいけど」と心で思ったのであった。
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