6月下旬

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『何も珍しくないだろ。俺だって感謝ぐらいするさ。』 『だが貴様はまだ“スサノオ”の名を貰う前、いや貰った後でも一度も感謝とかしてなかっただろ。この任務で少し変わったか?』 また話し相手は笑っている。 『ふざけるな。別に変わってなどいない。昔だって感謝とかしてたさ。』 優哉は少しイライラしていた。 『ふーん、そっか。ま~良いさ。くれぐれも失敗るなよ。』 『分かっている。確実に迅速に殺す。』 優哉はニヤついた。 『健闘を祈るよ“スサノオ”』 『ありがとう“クリス”』優哉は礼を言って話が終わった。 「…ふふふ…」 優哉は奇妙な笑いをして迎えに来ていた車に乗った。
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