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「…見つからないとでも思ったのか?はっ!笑わせるな。俺達を誰だと思ってるんだ?C49」
黒いコートの人間は一歩、また一歩と勉に近づく。それにあわせて勉も一歩一歩と後ろに下がる。
「く、来るな!俺はまだ死ぬ訳には…!」
「無理だな。貴様が我々を裏切った時点で貴様の死は確定している。今ここで死ぬがいい。」
黒いコートの人間は戦闘態勢に入った。
「そちらがその気なら…!」
勉は目に止まらぬ早さで殴りかかった。わずか一秒もかからぬスピードで黒いコートの人間の顔を殴った。しかし…
「なっ!」
勉は唖然とした。全力を出したのにもかかわらず、いとも簡単に相手に受けとめられた。
「…これが貴様の全力か?C49…所詮“Cレベル”だな。」
黒いコートの人間は微笑んだ。
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