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遥は席につき、携帯でニュースを観ていたら続々とクラスメートが入ってきた。
遥の前には席が3つあるので出席番号は4番だ。
「まだ前の2人は来ていないか~」とボソッと呟いたらいきなり隣から、
「ね~名前何て言うの?私小笠原みなみって言うの!お隣どうし宜しく!」とショートヘヤーで身長は遥と変わらない小笠原みなみが話かけてきた。
遥はいきなりでビックリしたが、冷静に「五十嵐遥って言います。宜しくね。」と返した。
「遥って言うのか~良い名前だね!」
「いやいや、みなみちゃんも良い名前だよ~」
と遥とみなみは初めて会ったのにも関わらず、楽しく話していた。
後ろの優哉はボソッと「…来年…か…」と呟いた。
するとチャイムが鳴り皆席についた。
ドアが開き、担任が入ってきた。男の先生で少し若い感じだ。髪の毛は短く、背は高く、眼鏡をかけている。そこそこイケメンである。
「え~1-3の担任になりました、古川学と言います。担当教科は英語ですっ!」とテンション高めに自己紹介をしてクラスは笑いに包まれた。
しかし優哉だけは笑っていない…
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