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C49は思ってることを全て人志に話した。
すると人志は驚くべきことを言った。
「逃げるか?」
「え?」
C49は驚きを隠せない。逃げたらどうなるかお互いに分かっているのに、逃げるか?と聞いてきたからだ。
最初は戸惑った。しかし人志は脱走の計画まで立てていた。正確かつ確実な…
C49はその計画を見て逃げると決心した。
2009年、計画を実行した。
研究所中の電気が切れた。人志がブレーカーを落としたのだ。電気が復旧するまでのわずかな時間にC49は逃げた。
途中警備員に見つかったが、殴り倒して逃げた。死に物狂いで…
「ハァ、ハァ…やった…逃げれた…」
研究所では警報が鳴り響いている。
「人志は何処だ?」
C49は辺りを見渡した。予定では人志が車に乗ってきて、一緒に逃げるという計画であった。
「悪い!遅くなった。」
少し遅れて人志が車で来た。
「乗れ!」
人志がそう言うと早々とC49は車に乗った。
「これからどうする?」
C49は質問した。
「遠いとこに逃げよう。なるべく遠くに…」
人志はそう言って車を走らせた。
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