13人が本棚に入れています
本棚に追加
「あ、えっと…」
C49はなんて言おうか戸惑った。
「こいつは俺が預かることになった奴だよ。」
人志がすぐにフォローに入った。
「そうかい、宜しくね。ところで名前は?」
老婆はC49に聞いてきた。さすがにC49とは言えない。
「勉だよ、母さん。山口勉。」
人志がいきなり横から言った。
「勉かぁ、良い名前だね。私はこの馬鹿息子の母親で山口俊子だよ。宜しくね、勉君」
そう言って人志の母親、俊子は手を出してきた。
「よ、宜しくお願いします。」
C49は戸惑いながらも手を出し握手した。
「立ち話もあれだから入りなよ。お父さんも居るから。」
俊子は手招きして家の中に入れた。
人志とC49は靴を脱いで家に入った。
最初のコメントを投稿しよう!