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居間に入ると中央にはそこそこ大きいテーブルがあり、座布団も綺麗に並んでいる。
床の間には刀が飾ってあり、兜も置いてあった。見た感じ本物のようだ。
「誰だ?」
座布団に座り、新聞を読んでる、歳は俊子と同じくらいの老人が質問してきた。
人志は手早く事情を説明した。仕事を辞めたこと、C49いや、山口勉を預かることになったということ、全て話した。脱走してきたとは言わなかったが…
「そうかいそうかい、あはは宜しくな勉君、私は人志の父親の弘人だ。」
ニコニコしながら自己紹介をしてくれた。
「お、お願いします。」
C49は弘人と握手をした。手は大きく、ゴツゴツしていて男らしい手だった。
「部屋に案内するからついてこい。」
人志はC49をつれて二階の人志の部屋に入った。
「おい人志…」
C49は人志に聞いた。
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