7月中旬

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7月中旬、もうすぐ一学期も終わる頃教室で一人の男子生徒がため息を吐いていた。 「はぁ…」 伊藤優哉もといスサノオだ。 「どうかしたの?」 遥は心配そうに聞いた。 「最近ため息多いよね。」みなみも遥に続いた。 「ちょっと色々あってね。」 スサノオは事実を隠した。 スサノオのため息の原因、それはC49を始末した後ブラストが発した言葉だった。 『せっかくだから三年間いろよ。って言ってたぜ。』 この発言でC49を始末した後学校を去る気でいたスサノオは学校に残ることになったのだ。 これがため息の原因。 「そう言えば球技大会、今週末だね。楽しみ~」 遥は楽しそうだ。 「球技大会…ダルいな…はぁ…」 スサノオはため息ばかり吐いている。
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