Children of destiny

7月中旬

「おい、席につけよ」
担任の古川が教室に入ってきた。ちなみに今はHRの時間である。

「え～今日は何をやるかと言うと…」
黒板にチョークで大きく書き始めた。

「我が高校の毎年恒例の自然の家でやる合宿についてだ」
黒板には“合宿”と汚い字で書いてある。

「今日は合宿の内容説明と班を決めてもらう」
古川はぐだぐだと説明を始めた。

自然の家とは名前の通り周りが自然に囲まれており、キャンプやボートに乗ったりなど日頃体験出来ないようなことをする場所である。

「日程なんだが、7月26日から30日までの4日間だ。予定いれるなよ」
どうやら夏休み中にやるようだ。

「何やるんすか？」
１人の生徒が話始めた。名は斎藤旬、剣道部で髪は短く身長は170㎝ぐらいで体格はがっしりとしている

「今からプリント配るからそれを見てくれ」
古川はプリントを渡し始めた。