7月中旬

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「あとは、保健係と記録係と貴重品係だな」 班長である卓がプリントを見ながら言った。 「別になんでもいいわ」 寛はめんどくさそうだ。 「先手必勝!俺貴重品係~」 伸二は立候補した。 「んじゃ、貴重品係は伸二でOK?」 卓はみんなに聞いた。 寛は「異義なし」、健斗は「いいでーす」、優哉は黙って頷いた。 「俺記録係やっていい?」    寛が挙手した。 「となると優哉は保健係になるけどいい?」 卓は優哉に確認した。 「問題ない」 優哉は頬杖をつきながらダルそうに言った。 「決まりだな」 卓は笑った。
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