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「あとは、保健係と記録係と貴重品係だな」
班長である卓がプリントを見ながら言った。
「別になんでもいいわ」
寛はめんどくさそうだ。
「先手必勝!俺貴重品係~」
伸二は立候補した。
「んじゃ、貴重品係は伸二でOK?」
卓はみんなに聞いた。
寛は「異義なし」、健斗は「いいでーす」、優哉は黙って頷いた。
「俺記録係やっていい?」 寛が挙手した。
「となると優哉は保健係になるけどいい?」
卓は優哉に確認した。
「問題ない」
優哉は頬杖をつきながらダルそうに言った。
「決まりだな」
卓は笑った。
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