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「俺はこの事を本当に信用してる人に話した。そしたらそれを信じなければ恐怖はなくなるしそのことを誰にも話さなくなるだろって言われたんだ。その1ヶ月後その人は鎌で斬られたように無惨な姿で見つかった」
翼は段々怖くなってきた。このことを大輔に話したからだな
「待てよ、それじゃあ俺らも死ぬかもってことかよ」
「馬鹿じゃねーの?そんなことあり得ねぇよ、大輔はすぐ人の話を信じるよな。これだけは美穂に賛成」
その時朝礼のチャイムが鳴った。翼は鞄をロッカーに入れ、着席した。
そして先生が入ってきた。
夕方、学校が終わり翼は佳奈と一緒に家に入った。
「あら佳奈ちゃん。また遊びに来たの?夕食は食べてく?」
お母さんは翼が帰る否、佳奈に話しかけた。
「いえ、大丈夫です。コンビニで買ったんで」
「あらそう?じゃあ夕食食べる前に帰るのね?」
「ちげぇよ。佳奈は今日ここに泊まるんだよ」
それから2人は翼の部屋に入った。
「ねぇ、今日の翼ね話って嘘でしょ?」
「本当のことだよ、嘘だよ」
これには佳奈も安心した。
「ホッとしたのか?でも今のも嘘。これは本当の話だ」
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