心残 『短編、詩』

春

まぶしい日差し
３月の初め、冬から春になる変わり目
いつものように起きる。
一階に降りると母親と妹と犬がいる
「おはよう」
いつも通り挨拶を交わす。
いつも通り母親の作った朝ご飯を食べる。
白味噌と目玉焼きと固めのご飯。
「優希（ゆうき）今日のテスト頑張りなさいよ」
あまり話さない母親が言う
「うん」
寝起きで眠たい俺が答える。
俺は高一で妹は中三すぐ受験がひかえてる。

顔を洗い歯を磨く。
「行ってきます」
自転車で駅へ向かう。
ところどころに春を感じ駅につく電車で三十分揺られ十分歩き高校につく
いつもの教室につく
「おはよう」
いつものようにクラスメートに挨拶をする。