痕跡

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「憂陽、なんか凄いエゲツナい破壊専用のモノ出してよ」 「二人とも勘違いしてるみたいだから言っておくけど、僕は悪魔で自分で作ってるんだよ。ネコ型ロボットじゃないんだよ」 憂陽は俺達のお願いをサラッと受け流した。 「博士ってよんでやるからさ!」 「結構です」 相変わらずクールと言うか何と言うか。 憂陽は発明に関しては、そっちの専門家にすら引けを取らない程の、素晴らしい技術を持っているのだ。 俺はしげしげとそれを眺めると、二人に告げた。 「よくわかんないけど、暇つぶしにはなるんじゃない?」 「そうだなー、とりあえず箱の中身だけでも確認したいしな」 立夏は賛成のようだ。  
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