不思議ちゃん、障害者になる

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思えば、変わってると思ったのは幼稚園くらいから。 なにせ、幼稚園への園バスに乗せるのに一苦労だった。 お弁当を園バックに入れて、制服を着て、バスを待つまではとても積極的。 なのに、バスが止まるとママと離れたくないと号泣。 帰宅すればケロッと幼稚園での話しに夢中。 致命的に変わっていたのは、滑舌で、サ行、タ行、マ行、ラ行が言えないこと。 ありがちだろうと楽天家の私は気にもしなかったけれど、聞き取れないおしゃべりに付き合うのは大変だった。 けれど、不思議ちゃんは天然記念物並のKYさで機関銃の如く日々楽しくおしゃべりしておりました。
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