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2度目のお母さんのいない生活は、あっという間だった。
それはきっと自分のことで精一杯だったから。
中学校で野球部に入ったことで生活が変わった。
朝は7時には学校へ行き、朝練…
家に帰るのが7時を過ぎることが続いた。
休みなどほとんどない。
辛くてやめたい気持ちでいっぱいだった。
それでも部活をやめるわけにはいかない。
部活を途中でやめたことでイジメに合う人が多かったから。
部活を続けることに必死の毎日。
だからお母さんのことまで考えていなかった。
オレは事の重大さに気付くことのないまま、お母さんはいつものように家に帰ってきていた。
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