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しかし、それは大変なリスクを背負うことになる。
もしも落下してしまったら、リルの体の保証はない。
「……(キリッ)」
リルは覚悟を決めた。
ピョンと身軽に縁へ飛び乗る。
震える足はぐらぐらしていて、今にでも落ちてしまいそうだ。
恐る恐る手を伸ばし、頑張ってドアノブを回す。
ガチャリ。
ようやく、ドアが開く。
「……!?」
と、同時にリルの体が落下したが、その前にリルを抱きかかえてくれた人たちがいた。
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