走る! 走る! 走る!

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走る! 走る! 走る!

少女は高鳴る鼓動を抑え切れなかった。 段々と迫ってくる走者。その後ろからは違うチームが迫っている。 伸ばされる手、そしてその手に握られている真っ赤なバトン。 走り出し、受け取るだけでいい。抜かされることさえなければいい。 失敗さえしなければ───。
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