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『アダン
お母さん
ちょっと忘れ物をしたみたい
取りに行ってくるから
ここで待っていてくれない?』
アダンは
母を信じて
『うん
僕
待ってる』
と言いました。
満面の笑みで
母に言いました。
『いい子ね』
アダンの母親は
アダンに
そう言って
歩いて来た道を
戻って行きました。
そして
アダンのもとに
帰ってくることは
二度と
ありませんでした。
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