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名前を言うと、頭を抱えている……
ぷっ……先生可愛い……必死に考えなくて良いのに。
「穂波美咲です……最近学校に転入したばかりなので、そんなに考えなくて良いですよ?」
「いやっ……穂波美咲って名前……名字と名前どっちも、下に付く名前だから覚えてたんだけどなぁー?……忘れちゃった」
なんか嬉しいな?
覚えててくれたなんて……
「あっ!どこか行く途中じゃなかったの?」
「へ?……あっ!そうでした……朝目覚まし時計壊してしまいまして……」
「そうだったんだ?こんな事してる場合じゃないんだ?……良かったら、僕に選ばせてくれないかな?」
「えっ!?良いんですか?」
「まぁ……僕も行くとこあったからね?」
「じっじゃ!よろしくお願いします!」
やったぁ!……先生と買い物だ!
歩いている時も、いろんな話をして電気屋さんに着くのが早かった。
「美咲っ!これどう?良いよね?」
いきなり呼び捨て……
「あの…先生?呼び捨ては……ヤバいんじゃ無いのでしょうか?」
「そうかな?ほとんどの人は呼び捨てだけど僕……穂波さんがいい?」
「いくら学校で呼んでいても、プライベートで呼ぶのは……いけないかと」
「分かった!じゃあ、ちょっと美容室行こう!」
「えっ?……先生?」
手を繋がれたら、行くしかない……
カランカラン
「いらっしゃいませ!」
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