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チリリリリ~!!
「も~……うるさい!」
ガシャンッ
目覚まし時計を床に投げつけてしまった寝起きの悪いあたし……
やってしまった……
トントン……
「おはよー?」
リビングを覗くと、コーヒーのカップを片手に、雑誌を読んでるママの姿が……
「おはよー?……じゃないわよ?今何時だと思って・・・ってどこか行くの?」
身なりを整えているあたしを見て、ママが目を点にしている……
「目覚まし時計……投げて壊れちゃって……今から買いに行こうかと……」
「また壊しちゃったの?ホント……寝起きが悪いわねー?美咲のせいでお金がいくらあっても足りないわ?」
「今日は、自分で買ってきますー!……じゃあ行って来まーす♪」
いつものように、走るのが大好きなあたしは、お店まで全力疾走……曲がり角を曲がった途端……
ドンッ
「キャッ……」
「ごっごめん!……大丈夫だった?痛いところ無い?」
「えへへ……大丈夫ですよ……急いでた私が悪いので……」
あたしは、相手を見て驚いた………
「鳴海先生!?」
「え…っ!……ごめん……誰だっけ?」
ガーァン
「穂波です……」
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