ケーキバイキング

素直じゃない

「うん」

「女の子が女の子を好きになるって、変なことなのかな」

「……ああ、うん」

いきなり直球な質問だった。

まず、驚き。それから、

「……なのはが、気になるの？」

「え！？　いやっ、そうじゃなくて、そのっ」

「そうじゃなくて？」

「……なんで、分かったの？」

「そりゃ、分かるわよ」

思わず苦笑してしまう。フェイトは、気持ちが周りにばれていないとでも思っていたのだろうか。