交通事故

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あくまでも協力者ではなく、傍観者だったわけで… 今日は外に出ていた… 晴れでもなく、 曇りでもない… 天気はそんな微妙なかんじだった。 市内某所を通過中 その時はきた 一応片側二車線の計四車線道路。なぜか道路の真ん中に自転車が…続いて自動車が二台止まっていた。 状況的にはただ自動車が事故っただけかなって思ったが、自転車が気になる。 …………。 ???? ……………………。 !!!!!!!!!!! え…。 おばあちゃんが倒れている!!周りにはおばあちゃんを呼ぶ、呼び掛ける声がする。 大丈夫ですか!! 大丈夫ですか!!? 次の瞬間俺は青ざめた…。顔面が血だかけになり肌が見えないほとの血が流れていた。さらにおばあちゃんの周りには大きな水溜まりの様に広がった血が。 周りは騒然となる。 電話で救急車を呼ぶものや、口々に話す者、叫ぶもの。 そして…驚くもの。 色々な想いと状況が重なり合う。それがその状況…。だが俺も含めてだれも助けに入らない。 交差点と言うこともあり、人や、車は沢山行き交う。そして今まで止まっていた自動車や人達は信号が青になると同時にまた進みだす。 そう。見てみぬふりだ。周りはみんなそうだし、俺もその1人。ただ傍観しているのみ。最悪という言葉に等しいが、それがこの世界だ。ただ人間1人が苦しみ、死んでいくなかでなんの感情も浮かばず、見たことさえ忘れてしまう。 結局他人と変わらない俺は自己嫌悪におちいった。 最悪だ。
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