第1話-君が好き

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「えっ…えっと…その」言葉を詰まらせながらシンはゆっくり話す。 それを静かに聞いていたルナマリアが「私との約束なんて本当はどーでも良かったんじゃない」と、冷たく言いはなつ。 そして、またゆっくりと足を前へ進める。 (もうダメかな…結果なんて解りきっていたじゃないか…こんな事になるなら…)シンがまた頭の中でそんな事を考えていると… ルナマリアがまた足を止め今度は俺の方を見ながら 「私がどれだけ今日を楽しみにしてたかシンに解る!?」彼女にしては珍しく声をあらげながら叫ぶ。 それを聞いても今のシンには言い返す言葉はなかった。
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