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その言葉を聞いたルナマリアは本のページをめくる手を止めシンの方を見ながら
「本当に?そんなふうに私の事思っててくれたの?」と、嬉しそうに言った。
シンが言ったルナマリアに対する正直な想いにより二人の間で止まっていた時を刻む針が動き始める。
シンの気持ちを聞いたルナマリアは彼が座ってるソファーに一緒に座り「そんなふうに想っててくれたのに…酷い事ばかり言ってごめん」と、シンに対して自分のした事を謝る。
「…ううん。ルナ…ルナは全然…悪くないよ。」緊張の糸が切れたのかシンは目から大粒の涙を流しながら今出せる精一杯の声で話す。
それを見てルナマリアは「も~泣かないで!私はもう怒ってないから…元気だして!シン!」まるで子供をあやすように優しく話しかけ、彼の手を握り近くに置いてあったティッシュでシンの涙を拭きながら言った。
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