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「せっかくバンハイムまで来たけどこれ以上は無理か…」
ヒートはグッスリと眠った。
その夜、とてつもない爆発音と地震のような揺れを感じてヒートは目を覚ました。
そして部屋のカーテンを開けると眩しいくらいの光がバンハイムの方角に広がっていた。
「…ん?あれはなんだ…」
翌日の朝から町中がその話してで持ちきりだった。
「何でも、辺りを漂っていた放射線のような物が集中して爆発したらしいぜ」
「違うって!どこかの国が砲弾のテストだって!」
「何かの実験施設があって、そこの実験ミスって聞いたぜ!」
町の人はバラバラな事を話していた。
「ここから先は無理か…」
ヒートはバイクに股がり町を出た。
しばらく行くと岩山に一人の男が血だらけで倒れていた。
「ちっ!あれ以来すっかり見なくなったパクトがまた現れるぞ!」
ヒートはバイクを停めた。
「おい!何やってんの!起きろ!」
ヒートは体を揺すった。
良く見ると瀕死の状態だった。
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