好きな先輩。

９月

９月９日（木）晴れ

今日もいつもと変わらぬ日だった。

教室には俗に言う、ギャルとか不良とかでいっぱい。

授業なんか出来やしない。

私は毎日静かに寝るだけだ。

いびきなんかかいてねーよ。

‥‥‥多分。

とにかく。

今日も先輩は公園に向かい、あたしは５メートル後ろを歩くだけなのだ。

なにも進展しないのだ。

だって、先輩と私の接点なんて特にないのだ。

同じ学校で、帰り道が途中まで一緒なだけなのだ。

進展する要素がないのだ。

自分で言っといて（書いといて）虚しいのだ。

のだ。