平凡な日常

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おっと、話をしているうちに教室についたな。 俺のクラスは1年5組。個性豊かなクラスだ。 人柄もピンからキリまででなおかつテンションの差が激しい。 「うっす、光人!」 「よう、カズ。朝からテンション高いな」 「おう!俺はいつも高いぜ」 こいつは浦川 和之(ウラカワ カズユキ)。俺の中学の時からの友達で、顔はいいのだが無駄にテンションが高く、その上アホであるに加え変人なので全くモテない。まぁ、おもしろいからいいんたけどな。 「いつものことじゃない。それにカズからテンション抜くと顔以外何も残らないし」 今の何気ない辛口コメントは伊丹 真愛(イタミ マナ)。こいつも中学のときからの友達だ。美人なのだが、さりげなく毒舌を吐くので男子からは恐れられている。その代わり、女子からは絶大な人気を誇る。 「なんだよそれ!顔のことで誉めているのか貶しているのかはっきりしてくれ!!」 「貶しているに決まってるでしょ」 「ショッキング!!」 まぁ、いつもカズはこんな感じである。もはやカズのテンションはエベレスト級だろう。
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