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「俺は、お前から離れる気はないから安心して寝ろ。」
俺は、そう言うとひよりの手を握った。
「ありがとう…ございます…スー…」
寝たか…
コイツは、熱が出ると甘えん坊になるんだな…
もっと俺に甘えて、俺無しじゃ生きていけないくらいになればいいのに…
あ、俺がそういうふうにしていけばいいのか…
調教だ、調教。
ひよりの寝顔を眺めながら、どうやって調教しようか考えていた。
きっと、その時の俺の顔はにやけていただろうな。
それから、ひよりは点滴が終わっても起きることはなくそのまま俺んちに連れて帰った。
「オイッ、枢。お嬢をどこに寝せるんだよ?座敷か?」
和也が、俺が抱き抱えているひよりの顔を見ながら言っていた。
「俺のベッドに決まってんだろ。その方が世話しやすいし。」
「はぁッ!?お前、バカだろ!!」
「何が?ひよりがこんな状態なのに襲うワケないだろ。」
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