人を信じるということ

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「あはは!こんなんで赤くなるなんて、真唯彼氏とか出来たことないでしょ?」う゛……私は友達自体…あ榊原君がいるけど、本当は女の子がいいの。 それに彼とはあまり仲良くないし……。 「ごめんなさい。居なくて。」 「え!?何で謝んの?いいじゃん、処女って言うのも♪」 ……この人は何を言ってるのかな?… 「そ、うですね…。」 キーンコーンとチャイムの音がする。 「あ、始まる。じゃあね、真唯!」 「あ、はい、」 彼はどうやら1組の人らしい。 あんな性格の人、初めてだ。いや、もしかしたら中学の頃も居たかもしれない。あの時は、自分自身に壁を作っていたから、回りのことが分からなかったんだ。 「ちょっとあんた!!!!」 と声をかけられ後ろを振り向く。 「うわ、完全な童顔じゃん。慎哉君もよくこんなガキ相手にしたわね。」 「ホント!メガネザルみたい。あんたね、勝手に慎哉君に近づかないでくれる?」 「え?…」 私はただぶつかっただけで……。 「え?じゃないし!」 「うちら慎哉君を追ってこの高校に入ったの!それを邪魔しようなんて、いい度胸じゃない!!」 何でこんなことになるの!私知ってる。こういうの…いじめにつながるんだよね…。何で…いつも、私だけ? 「ちょっとコイツよわーい!もう泣いちゃてるー!!」「まじだ!うける~」 アハハハと笑われる。 まさか違うクラスの子達からもいじめられるなんて…。 何でこうなるの? 嫌だよ…。 その時! 「おいお前ら!もう授業が始まるぞ。」 「げ💦仲乃じゃん💦」 先生!!よかった。 「なんだその言い方は!!呼び捨てするな!!」 女の子達はだるそうに 「はいはいわかりましたぁ~。教室にもどりまぁーす!」 そう言って帰っていった。
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