2人のクリスマス

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2人のクリスマス

1時間にも満たないツーリングが終わり部屋に戻る 『こんなに寒いのにコウちゃん良く平気だね』 『慣れてるしマリと一緒だったから平気だよ。それに帰って来る時は早く会いたい気持ちで寒いのも忘れられるしな』 俺の言葉にマリは顔を寄せてくると寒さでトナカイのように赤くなった鼻を擦り寄てきて言った 『コウちゃん大好き…』 『俺も…』 抱き合っているうちに自然に求めあい何度も愛した。 そしていつの間にか2人共眠ってしまい気が付くと時計は午前1時になろうとしていた。 『マリ…』 『…ん』 『少し早いけどそろそろ帰るよ…』 おもむろに時計を見るマリ 『…わかった…』 起きようとするマリを制して布団から出るとタバコに火を点けながら着替えた マリは布団を目元まで引き上げ、着替えを見ていた。 『じゃあ帰るから…』 『外まで送る…』  『辛くなるからココでいい』 『早く帰って来てね…』 『うん』 返事をしながらおでこと唇にキスをした 『またな、おやすみ』 『…オヤスミ』 布団を頭まですっぽり被った声がくぐもる
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