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週末
いよいよクリスマス
残業を早めに切り上げさせてもらいバイクの後ろにプレゼントを括り付けてひた走った
マリの喜ぶ顔を思い浮かべて…
ただ、走りながら時折胸にモヤモヤしたものが沸き上がった。
凖夜勤の帰りと言ったあの日の帰り
帰ってからメールか電話を
そう言ったにも関わらずどちらも連絡がなかった
そしてそれまでいつもなら毎日電話かメールの連絡があったにも関わらずあの日以降連絡にズレが出始まっていたからだ
それでも前日は夕方と寝る前に電話で話しができて“そのズレの理由を聞くと、疲れて寝てしまう事が多い”“タイミングが悪い”と言うマリの言葉に少々不満を残しながら納得した。
22：40
やっと着いた
寒さにかじかむ指で荷物を下ろし階段を駆け上がった
チャイムを押す
返事も小走りの足音も聞こえず仕方なく合鍵で中に入った。
コタツの上にケーキとフライドチキンが並べられ、マリは寝息を立てていた
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